
運動神経ってどうやって鍛えるの?
運動神経
昔からスポーツが得意な子を、「〇〇君は運動神経がいいね」などと言ってきたと思います。
また、運動がどうしてもできない時などに「もう少し運動神経が良ければなあ・・・」みたいな思いを持ったことってありませんか?
そんな運動神経について、今日はしっかりとお伝えしたいと思います!!!
お楽しみに!!!
目次
そもそも運動神経って何?
はい、それでは運動神経とはいったい何なのでしょうか?
これを答えられる人は意外と少ないでしょう。
結論から言えば、運動神経とは身体と脳をつなぐ神経のことです。
(中学とか高校時代に生物の授業とかで習うやつですね!!)
そして運動神経は【脳から身体の各パーツに】【こう動け!!という命令をしっかりと伝える】導管の役割を果たしています。
少し専門的なことを言いましたが、ここでお伝えしたかったのは、運動神経というのは運動センスの良さを表す俗語のようなものではなく、「実際に存在する身体の器官」だということです。
それでは、運動神経の良し悪しって何で決まるでしょうか?
早速答えを言うと「脳+神経回路」という【体の司令塔】の発達度合いです。
ここがしっかり発達して、体を思い通りに動かす引き出しが多ければ多いほど、器用に・なめらかに・スピーディに体を動かせます。
逆にこれが発達していないと「思ったとおりに身体が動かない」ということが起こります。
運動神経は才能のことを指しているわけではなく、カラダの器官を指しているということはご存知でない方は多いというのが現場での肌感です。
大事なことですが、運動神経は才能ではなくて器官であり、ちゃんと鍛えることができます。
そして運動神経(+脳)がしっかり発達していることの効能を簡潔に言い表すと、アタマが考えた通りに体を動かせるということでしょう。
それこそが運動が得意になることの一番のベースになります!!
運動神経ってどうやって鍛えられるの?
さて、本題です。
その「脳+運動神経」ってどうやって鍛えられるかは、皆様興味があるところだと思います。
その答えは、「コーディネーショントレーニング」というあまり聞きなれないトレーニングが握っています。
コーディネーショントレーニングはコーディネーション能力という自らの体を巧みにあやつる能力を鍛えます。
およそ40年前に、東ドイツのスポーツ科学者が提唱しはじめました。
そのコーディネーション能力を鍛えるコーディネーショントレーニングは、言いかえれば「運動神経を鍛える専門的なトレーニング」と言えるでしょう。
コーディネーション能力は
・定位能力
・変換能力
・リズム能力
・反応能力
・バランス能力
・連結能力
・識別能力
からなる7つの要素で構成されます。
簡単に言ってしまえば、運動神経には7つの種類があると言ってもいいでしょう。
スポーツで「あの人は身のこなしがうまい」「動きがスムーズだ」などと思うことがありますが、このような動きに隠されているのは、この7つのコーディネーション能力が十分に高まっている状態です。
そして、コーディネーショントレーニングはそれらを高めるための訓練です。
この7つの能力をより具体的に説明してみました。

ちなみに、この7つは必ずしも均等に伸びません。
親が「うちの子運動神経悪くて・・・」と嘆く場合でも、よくよく子どもを見れば【連結能力】だけが低くてそう見えている、といったケースは多いです。
その点ではあまりに早くから専門スポーツをやりすぎることの弊害なども多いのですが、この話になると長くなるので、ここでは割愛します。
連結能力が低い子の場合、連結能力にしぼったトレーニングをすることでしっかりとその分野は伸びます。
バランス、リズムなどももちろん同様ですね。
そうやって練習を積み、脳+神経の回路をたくさん作ったかどうかによって、運動のうまい下手が決まってくるのです。
子どもが小さい時期こそ運動神経を鍛えよう!
どの時期にコーディネーショントレーニングをやるべきなのか。
それを考える上でぜひ「スキャモンの発達曲線」というものを見てみて下さい。

これは、生まれてから20歳になるまでにおいて、体の各器官がどのように発達するかを表したものです。
脳や運動神経などの「神経系」は体の器官の中でも最も早く発達をはじめ、10代前半には発達を終了します。
つまり、「児童期にどれだけコーディネーション能力を鍛えたか」は、その後の運動能力や運動神経に極めて大きな影響があると言えます。
さいごに
ここまでの内容をまとめると、
・運動神経は決して才能のことではなく、鍛えることのできる器官である
・運動神経(コーディネーション能力)を鍛えることができる専門的なトレーニングがある
・脳と神経が大きく伸びるのは児童期のみであり、その時期にトレーニングを行うことがとても大事
ということです。
デルスポの多くの内容は、このコーディネーショントレーニグを取り入れたものになっています。
もしそれを通じて運動神経を伸ばしたいという方がいらっしゃれば、まずは無料体験からやってみてください。
いつでもお待ちしております!!